目指せ、海外セカンドライフ

老後に海外移住を目指して準備していきます。音楽など他の話題も

脱自然派

子どもの頃の大ベストセラー、有吉佐和子「複合汚染」。

 

世の中汚染だらけ、複数の化学物質による汚染で相乗効果が生まれちゃうぞ、というような話でした。細かい内容は忘れたけど、家にあったのを読んで衝撃を受けた記憶ある。味の素は石油からできてるとかいうウソかホントかよく分からない噂もあったな。

 

その影響もあって自然由来のものを好むようになりました。神経質にではなく、なんとなく選ぶというレベルですが。

 

でも、年齢を重ねるごとに、どうでもよくねと思うようになったんです。いや、人生に投げやりになった訳じゃないですよ。

 

例えば食べ物。最近のコンビニやファミレス、すごく美味しいですよね。あの値段であの味ってすごい。

 

科学の進歩の賜物ですが、ぶっちゃけ今では化学物質だらけの食べ物をみんな食べてます。では世の中不健康になったかというと、そんなことにはなってない。むしろ、みんな長生きし過ぎて困ってるくらい。

 

よく考えてみれば、仮に食べ物が石油からできたとして何が問題なんでしょう? 逆に自然由来の素材だって身体の毒になるものはたくさんありますよね。

 

例えばスキンケア製品。肌につけるものは自然由来がいいと思ってました。大昔の自然に生きてた人間は何もつけてないんだから、そもそもケア自体が必要ないんじゃないかとも思ってました。

 

しかし、よく考えてみれば、大昔の人間も他の野生生物も洗顔して皮膚の油脂を落とすなんてやってない。自然に起きないことをやってるんだから、それを人工的に補うことはむしろ当然とも考えられる。

 

人口的な習慣の肌ケアなんだから、使うものが自然由来か化学合成かは効果と関係なさそうです。食べ物と同じく、自然には肌に悪いものもたくさんあるわけですし。

 

結局、そのモノの効果があるか、エビデンス(証拠)があるかが問題。世の中には、なんとなくイメージだけで売ってる商品が多いけどね。

 

〇骨飲んだら〇骨が強くなるとか、じゃ、〇ニス食ったらアソコが大きくなるのかよ。