頭が良いとか悪いとか
頭が良いって、走るのが速いとかルックスが良いとかと同じだと思うんです。
仮に生まれた時代が数百年前の江戸時代だったら、ちょっとばかり頭が良いより、力持ちの方が重宝されたに違いない。
そんな昔じゃなくても、アフリカのサバンナに生まれてたら、また違った能力が要求されるでしょう。
AIが発達して、人間の知能を超えるようになれば、人間の仕事は減っていきます。
学歴が重視される時代はいつまで続くのか?
きっと今の若者が老いる頃には価値がなくなってると思います。
2000年代に入って、人間のIQが6、7くらい下がってるそうです。
スマホ使ってると頭が悪くなるそうですが、何が悪いとかそういう問題じゃなく、中途半端に優れた知性が必要ない時代になりつつあるんじゃないかな。
とはいえ、今のところは、まだ知性が高い人間が重宝される時代。
何でも自己責任、努力しないヤツが悪い、そんな価値感の中に生きているわけですが、最近ボーダーの人の動画を見て、これで良いのか考えさせられました。
漢字は読めても文章の意味が入ってこない、これでは問題の理解で時間かかってしまう。
どこが分からないか遠慮なく聞いてと言われても、それを文章にできない。
自分の考えを適切に言語化できない。
IQ70-84の人は障害者の公的サポートも得られず、自分に障害があることも知らず、なぜできないんだろうと自分を責めてしまうことが多いそうです。
これはつらいなあ。そんな人が、7人に1人もいるんだな。
頭が良いなんて大したことじゃないと思ってる一方で、特に仕事では、話が通じないとイライラして声を荒げることもありました。
100mを10秒で走れと言われても、走れない人は走れないのと一緒。
全然分かってなかったかもしれない。申し訳ない。
自己責任といったって、こういう方々は他人に騙されることも多い。
非行少年には知的障害を抱えている子も多く、ケーキを3等分できないなんて話もありますが、なんでも自己責任というのもどうなんだろう。
そんなことを考えるようになった今日この頃。