現状維持は終わりの始まり
学校出たての若かりし頃、毎年10-20%成長するような、よくある右肩上がりの事業計画を見て「毎年そんなに伸ばしたら、すぐ売上が倍だな。再来年なんて分からないでしょ。そんなうまく行く訳ないよ」なんて斜に構えてました。
社会人経験が長くなった今「そううまく行かせるヤツがエライんだよ」と昔の自分に教えてあげたい。
デリバリ、製造出身の人に多いんですが、中期の事業計画を書くと、リスクヘッジしまくって、微々たる成長の絵を描いて「これならできます」と出してくる人がいます。
そんなのできて当たり前じゃん。
それって結局、今のまま何も努力しないってこと。
低い目標掲げて出来たらボーナスもらおう、なんて考えてるなら管理職失格でしょ。
事業や市場そのものに問題があって、伸びないこともあるでしょう。もしそうなら、その事業に早めに見切りをつけて、別のことしなきゃいけません。たぶん、あなたが退職するまで、その事業は持たない。
ベンチャーなら、3年で売り上げ倍でも少ない。事業が10倍、100倍になる絵を描かないと、誰も出資なんてしてくれない。
外資系に面接に行ったら、履歴書を書いて自己アピールしなきゃいけません。
「私が○○のポジションにいる間に、売上は3倍になり、利益は5倍になりました」
こんなアピールするのが普通なんです。
高い目標掲げて、それを達成する。
だから高い給料もらえる。
もちろん、今の会社だって大多数の人はチャレンジしてるんですけど、中には平気でゼロ成長みたいなこと言う人もいて、ちょっと驚きます。
海外から日本に帰ってきて、だいぶ時間が経ってるけど、なかなか浦島太郎が抜けきれないな。
いや、これ日本がおかしいのでは?