目指せ、海外セカンドライフ

老後に海外移住を目指して準備していきます。音楽など他の話題も

成果主義で公平性が課題?

最近ビックリした動画。

 


女王蜂 - 火炎 / THE FIRST TAKE

 

どこの国の人? 男? 女? そんなことどうでもいいか。

 

いつも聞くタイプの音楽じゃないけど最後までジックリ見ちゃった。他の動画も見てみたけど、けっこう楽しめる。割と昔にデビューしてたのに知らなかったな。

 

さて本題。

 

日本の会社の人事制度もだいぶ変わってきてて、成果主義の導入で公平性が課題なんて記事がよく出てきます。

 

これに、めっちゃ違和感あるんだな。

 

まず公平性とは何だろう。個人の好き嫌いで評価しない、Fairであるということなのか? とすれば、いつの時代もどこの企業でも課題であって、成果主義だから課題なんてことはない。

 

そもそも成果主義って何だ? 成果に応じて評価されるのは当然でしょ。貢献度に応じて評価されないなら、仕事してる人に不満たまるんじゃね。

 

記事の行間を読むと、評価される側が不満を持たないような評価にすべきだ、そういう評価するのは企業の責任だと言いたいように見えるんだけど、そもそもそんなことはあり得ない。みんな満場一致の評価なんてあるわけないよ。

 

どんなマーケットみても、モノの値段は一物一価じゃない。一物多価だから取引が成立するし儲かる人も損する人も出る。で、正しい評価をした人が儲かる。

 

人の評価だって一緒。納得できなきゃ辞めればいいんです。つまらん評価しかできない会社は潰れればいい。

 

さらにいえば、日本企業の多くは職能給という制度をとっている。職能といっても実態は「人の能力」に値段をつけるという試み。

 

職能と名前は付いているけど、実はどんな仕事をしても、営業だろうが間接部門だろうが一緒のグレードが与えられる。さらに終身雇用で給与の下方硬直性(下がらない)があるから抜擢はやりにくい。

 

これはジェネラリストの育成には向いてるが、専門性の評価もやりづらい。だいたい、人の能力で評価するって相当失礼な気がする。このシステムのレールにうまく乗れれば生活が安定する良さはあるが、レールに乗れない人から見たら不満だよな。

 

ちなみに米国型の人事制度では「イス」、つまりポジションに値段が付くシステム。日本のように会社がキャリアパスを考えることはなく、個人が自らの道を選択しイスを争う。採用はラインの部門が直接実施。人事部はそのサポートをするだけで、人事部が採用することはない。

 

日本型も米国型もそれぞれ良さがあるけど、時代は米国型が有利な方向に動いてる。何せ世の中がスピードアップしてるからね。日本型人事で何年も育成に時間かけてちゃ間に合わんのですよ。

 

こんなこと書いてる自分、昔から日本型人事は壊れると思ってたんだけど、このトシになってバリバリ日本型人事の会社にいるというね 笑。