目指せ、海外セカンドライフ

老後に海外移住を目指して準備していきます。音楽など他の話題も

車はシェアするものになる

これからの時代、何が伸びるか。

若い頃は「これから世の中こうなる」、そうしたカンが働いてたんですが、最近すっかり冴えがなくなりました。トシとったせい?

 

「これから10年、20年先のことを考えても、生きてるかどうかも分からない」と他人事になったせいかもしれません。実際、遠い未来のことを妄想する時間もすっかり減ってしまいました。

 

これじゃ萎むばっかりだな。そう思って、自分がこれから就職するならという観点で最近いろいろ考えてみてます。今のところ一番興味あるのが「テレマティクス」。

 

テレマティクスとは、

移動体に移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称。テレマティクスサービスとも呼ぶ。 テレコミュニケーションインフォマティクスから作られた造語である。 日本においては、「自動車、輸送車両などへの情報提供サービス」の意味で用いられることもある。

テレマティクス - Wikipedia

 

5Gで無線通信が大幅に高速化されることで最も恩恵を受けると言われています。自動運転をはじめ、通信で車がつながることで様々なサービスが考えられていますね。

 

IT系の仕事をしている関係で、けっこうなリソースが流れ込んでいるのは知ってましたが、いろいろ眺める中で「これは!」と衝撃を受ける数字がありました。

4.2%

この数字、ご存じでしょうか?

 

これ、日本での自動車の稼働率なんです。せっかく大枚はたいて買った自動車が動いている時間は4.2%、たったの4.2%なんですよ。

 

この数字を見て、私、クラウドの発展を思い出しました。

なぜクラウドが進展したんでしょう? 機能が優れているから? 管理が便利だから?

 

クラウド以前、ユーザ企業や個人がそれぞれコンピュータを持ってたんですが、それらの稼働率は驚くほど低かったんです。平均すると数%しか使われてなかった。

 

クラウドでコンピュータリソースを共有して使うことができるようになったので、一気に稼働率が上がりました。企業秘密なのでオープンにはなっていませんが、稼働率は一桁上がっているはず。稼働率を上げればコストが下がるので、いろんなサービスを付加しても利益を上げることができます。

インターネットや無線の速度向上等、回線の技術革新によってクラウドが可能になりました。

 

5Gの速度レベルで通信できれば、自動車を集中管理して貸し出すことが容易になるでしょう。すると、クラウドと同じような経済合理性が働く。

稼働率を上げれば生産台数を減らせるのでエコにもなるし、自動運転が進めば駐車場スペースの問題も緩和される。

まだ数十年の単位で時間が必要でしょうが、自動車はシェア型に移行する、私はそう確信してます。