目指せ、海外セカンドライフ

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【東南アジア】リタイアメントビザの話

老後の生活場所として最も有望なのは、やっぱり東南アジア

 

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気候が暖かいし、外食が安くて美味しい。西欧圏は高い上にチップまであるもんなー。

 

東南アジア全体として、若い人も多くて、まだまだ成長が期待できるのもいい。そもそも、ひっそりと静かな所より雑踏の方が好き。秩序ない、ワサワサした感じの街の方がワクワクしませんか?

 

あちこち見て回るにしても、拠点となる場所も確保しておきたい。長期滞在となれば、必要となるのはビザ。現在、東南アジアでリタイアメントビザが取れる5か国、ざっと調べてみました。

 

まずは人気のタイ。50歳以上、タイ国内に預金80万バーツ(約280万円)、あるいは年金収入が65,000バーツ/月(約23万円)が条件。預金か収入のどちらかを満たせばよいので、ハードルが低い。ビザ有効期間は1年、その後は毎年更新。

 

地方や担当係官によってビザ発給条件が違ったり、ビザ取得後の出国に制限があったりで、最初はエージェントを探した方が良さそう。タイ国内で1か月ノービザ→3か月の観光ビザ→リタイアメントビザ取得も可能。

 

同じく人気のマレーシアMM2Hという長期滞在ビザがあって、年齢を問わず10年間の滞在が可能になるけど、条件はタイより厳しめな感じ。

 

年齢で違うけど、50歳以上の場合、35万リンギット(約900万円)以上の資産、うち仮承認後マレーシア国内に15万リンギット(約400万円)以上の定期預金が必要。

 

ある程度の蓄えも必要だけど、月1万リンギット(26万円)以上の収入もないとダメ。これを年金だけでクリアするのは難しい。年齢や退職が条件にならず、10年間有効のビザなので、退職前にビザ取得が必要みたいです。

 

フィリピンは、35歳からリタイアメントビザ(SRRV)が取得できますが、他のビザでも長期滞在が可能。延長手続きをすれば、なんと観光ビザで最長3年、他にもクウォータービザ(永住ビザ)や当別投資家ビザ(SIRV)もある。お試しなら観光ビザで十分、つか、なんとでもなるんじゃね。

 

リタイアメントビザの取得は最も簡単。50歳以上で年金をもらっていれば、1万USドル(約110万円)を銀行預金に預けているだけでよく、就職も可能です。

 

インドネシアのリタイアメントビザの条件は、55歳以上、毎月1,500ドル(165,000円)以上の収入、35,000ドル(約400万円)以上の住居購入あるいは一定額以上の賃貸、さらにインドネシア人の使用人雇用が義務付けられています。ちなみに一定の賃貸料の部分は場所によって異なり、500ドル(55,000円、ジャカルタなど)、300ドル(33,000円、バリ島など)、その他200ドル(22,000円)。

 

年金を60歳に前倒しすると収入が足りないけど、他は金額的にそれほど厳しくないです。ただ、使用人を雇わなきゃいけないのが、ちょっと面倒だなあ。金額が足りなくてもビザが出るケースもあるらしいです。あと、この国の審査は時間かかるみたい。

 

カンボジアのリタイアメントビザは制度ができたばかりで、条件が明記されてないようです。他国と比べて、積極的にカンボジアを選ぶメリットもないので、申請した人がいない模様。たぶん、申請したら大抵取れると推測。

 

まとめると、

 

タイ、フィリピンは思い立ってから準備で十分間に合いそう。 観光ビザで入って、良かったらリタイアメントビザに切り替え、といったこともやりやすい。

 

マレーシア、インドネシアは事前準備が必要。マレーシアは、働いている間にビザ取得した方がよさそうです。インドネシアは、使用人のコストや少し足りない収入面の確認もあるし、ビザ発給の運用自体が緩そうな印象受けました。

 

カンボジアはビザ取得のメリット確認という感じ。近隣他国より少し遅れていて、食を含めた生活インフラが未整備、そのわりに不動産は既に高い、という評判があります。猫ひろし以外にメリットがあるのかな?

 

ビザの状況は変化するので、本当に取得する直前で細かいことは確認する必要あり。配偶者は、同時に取得できるところが多いようです。

 

※1バーツ=3.5円、1リンギット=26円、1ドル=110円で計算しています。