呼吸法でパワーアップは錯覚
「全集中の呼吸」をすれば基礎体力が大幅に向上することになってますが、これって「ジョジョの奇妙な冒険」第一部でも似たような設定になってましたよね。確か、鬼滅の作者さんはジョジョリスペクトで、ここからヒントもらったんじゃなかったかな。
酸素をいっぱい身体に取り込めばパワーが上がる、それらしく聞こえるんですが現実にはそう簡単な話じゃないようです。
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この動画の３分過ぎからハイパーベンチレーションの説明があります。ハイパーベンチレーションとは呼吸法の一種で、これをやると潜水できる時間が伸びるんですが、実はとっても危険なんですね。
一見、ハイパーベンチレーションで酸素がたくさん身体に取り込まれているように思うんですが、実際には大して酸素は血液に取り込まられておらず、二酸化炭素の濃度が下がるだけなんだそうです。人間が苦しさを感じるのは血液中の二酸化炭素のせいなので苦しさは感じなくなるんですが、血中酸素が増えてないので水中で突然意識を失うことがあるらしい。これは危ないですね。
コロナの話を読んでいると、急に症状が悪化するのはこれと似たメカニズムが働いているようです。
スマホいじって元気そうだった人が突然症状が悪化する、そんな話をよく聞きますが、コロナで肺をやられていても二酸化炭素の排出はうまくできるんだそうです。なので苦しさは感じないが、すでに酸素はうまく取り込めなくなっている、そんな患者さんが結構いるそう。
苦しみ少なく弱ってるものを早く逝かせる。コロナって、うまく出来過ぎた病気だな。
