目指せ、海外セカンドライフ

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相撲はステロイド検査しないのか

日本は薬物犯罪が少ない国でしたが、今後もそうだという保証はありません。違法薬物の利用は低年齢層まで広がっているそうですし、高校生がステロイドを安易に利用しているなんて噂も聞きました。

 

補足しておくと、日本国内でステロイドの使用は違法ではありません。国内では生産されてないと思いますので使う場合は輸入になりますが、自分で使うために輸入するのはセーフ、商業目的はアウトです。

 

フィットネス関係でステロイドが使用されているのは公然の秘密になっています。一部の団体、日本ではJBBF(ボディビルの横川くんが有名)がステロイドフリーですが、世界的に見ても少数派と思います。

 

米国のプロスポーツは、概ね1980年代から2000年過ぎまでステロイド使用に対して緩かったのですが、最近は厳しくなってきました。アメリカンフットボールメジャーリーグ、プロレスリング、素晴らしいプレーの裏にはクスリの力があったわけです。日本でもK1戦士がステロイドを使っていたことが明らかになっていますね。

 

フィットネス関係の記事を読んでいて、FFMI(fat free mass index)という指標があるのを知りました。

 

calculator.jp

 

簡単に言うと、人間の付けられる筋肉量には限界があり、身長で除脂肪体重(筋肉量)の限界が決まるということです。この数字が26を超えるとドーピングが強く疑われ、27くらいが人間の生物としての限界値と言われています。

 

言い換えると、ある一定の水準まで体重が増えて以後、いくら体重を増やしても脂肪しか増えず筋肉は増えないということ。

 

ん、てことは巨漢の相撲取りは、ただの脂肪の塊にしかならないはずでは?

 

試しにマッチョ力士の代表、故千代の富士関で計算してみましょう。Wikipediaによると、身長183㎝、体重126㎏、体脂肪率10.3%。これはFFMI 33.75、除脂肪体重113㎏!

 

さすが名横綱、DNAレベルで人間ではなかったようです。腕立て伏せ500回で強くなるそうなので、ワンパンマンレベル(アンパンマンではありません)です。活躍した年代もステロイド使用が広まった時期と一致してますが、偶然の一致に違いありません。

 

ナチュラル(クスリを使わない人)の場合、コンテストレベルでも体重の限界は90㎏前後と言われてます。ちなみに身長180㎝、体重90㎏、体脂肪率5%でFFMI26.39です。

 

過去のことを掘り返したいわけじゃないんでこの辺にしときますが、力士が健康を損ねることが多いのは、ステロイドの影響もあると思ってます。今の時代、検査してないならクスリを認めてるのと一緒なので、きっと使ってるんでしょう。

 

ま、国技だ、神聖な土俵だ、いろんなギミック使ってますが、根本的に相撲はプロレスと一緒のショービズですから好きにやったらいいんですけどね。